NASAでは、オクタアミノフェニール・シルセスキオキサン (OAPS) にクロスリンクされた長いポリイミドから耐高温性 (～400°C) があり、柔軟で従来のシリカ・エアロゲルより500倍強い超多孔性(90%)の構造をもつ次世代エアロゲルを開発しています。NASAでは、この OAPSシルセスキオキサンをベースとしたエアロゲルを断熱材として使用することで、将来の火星旅行のための宇宙服に利用することを計画しています。現在の宇宙服では、火星の低圧の雰囲気下では、金属フィルムの層が崩壊し、熱を伝達してしまうため火星への旅行は不可能です。未来の宇宙服にはオクタアミノフェニール・シルセスキオキサンが大きな役割を果たしているかもしれません。
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