☆ 真空断熱パネルのコア材料
真空断熱パネル(Vacuum Insulation Panel – VIP) は様々な断熱材の用途に利用が期待されています。真空断熱パネルのコア(中心部材)には、断熱のために空気を透過させないこと、また、高い強度の2つが要求されますが、これらが大きな課題となっていました。マヤテリアルズでは、高比表面積のシリカを開発し、これをコアに利用することでこの2つの課題を解決しました。このコアのサンプルが次の写真です。
真空断熱パネル用コア(サンプル)
このコアを用いることで従来のポリスチレンやポリウレタンと言った断熱材に比べ4倍以上熱抵抗値が高まります。また、比重が 0.30 以下と軽いにも拘わらず強い強度があります。
このコア材料には、マヤテリアルズ独自の技術で米籾殻灰から抽出された高い比表面積を有するシリカが利用されています。比表面積は700~800 m2/g です。下はこのシリカの電子顕微鏡での写真です。高い比表面積であることが判ります。
次の動画では比重が小さい(軽い)ことが判ります。
☆ シルセルキオキサン との融合
また、この真空断熱パネルのコアにシルセルキオキサンのコーティングを行うことで強い疎水性を持たせることができるようになります。疎水性の強さを測定する方法として、水滴の付着した水平面と水滴の角度を測りますが、その値が 140 ~150°となりました。次の写真をご覧ください。
シルセルキオキサン コーティング真空断熱パネルは建物の外壁など多くのアプリに有効です。
お問い合わせ:値段や納期はマヤテリアルズジャパンまで